世界恐慌について[画像で簡単に分かりやすく解説]

こんにちはユキドケです。

今回は、世界恐慌について話をします。

 

 

時代背景

世界恐慌は20世紀前半のアメリカで発生しました。

当時のアメリカは第一次世界大戦後に復興しようとしていた主要国に貸付や投資を行い債権国になっていました。

 

貸付や投資により定期的に金利や配当を受け取る立場になった訳です。

また、自動車や家電製品の低価格化が進み分割払いも増え買いやすくなりました。

工業の発展と都市化

フォードによるベルトコンベアを使ったライン生産方式フォーディズム」が行われると大量生産が可能になり自動車の低価格化が進みました。

 

この動きは冷蔵庫やラジオなどの家電製品にも広がり

分割払いで1回の支払いを少なくすることで庶民にも手の届く商品になりました。

工業が儲かっている反面農業は不況でした。

というのも

第一次世界大戦期に各国が生産者を兵士にしたことで減った供給をアメリカに頼った為農家は一足早く設備投資を行っていました。

 

機械化や農地の拡大により生産性が向上しましたが

戦争が終わり兵士が生産者に戻ると各国は自国で生産が可能になりアメリカからの輸入が減少します。

 

結果、生産性の向上が過剰生産につながってしまいました。

こうなると不況の農家から

工業が盛んな都市へ労働者が移るようになり

都市化が進展することになります。

株式、不動産投資の活発化

都市部に人が集まり都市化が進む反面

フロリダを始めとしたリゾート系の土地への不動産投資が流行りました。

 

株式の方は

自動車、家電、鉄鋼、ラジオなど将来有望な企業が多く盛り上がります。

信用取引というお金を借りて行う投資も盛り上がり

 

インベストメント・トラストという

お金を集めて

まとまった資金で投資する投資信託のようなものが出てきました。

この商品であれば1人では買えない株も

皆の資金を集めて買うことができるので

資金の少ない人の少額投資も可能になりました。

不況の始まり

市民はローンを組んで家や車、家電製品を買いました。

ローンは1回あたりの支払いは少ないですが定期的な支払いになるので

将来の消費を先食いする形になります。

その為、ローンによる消費の拡大は長く続けることは困難です。

 

また、信用取引も流行っていましたがコチラは

株が下がって借金を返せない場合、他の資産を売って損失の帳尻を合わせなくてはなりません。

その為、暴落時は売りが売りを呼んで様々なものが大きく下落することになります。

企業は、市民のローンを使った沢山の消費を見て

その需要を満たすように設備投資を行います。

しかし、先程説明した通り

 

ローンは需要の先食いです。

今の消費は多くても未来の消費は減少します。

また、投資で利益がでると資産効果により消費にプラス効果がでますが

逆に投資で不利益がでると逆資産効果で消費が冷え込みます。

 

このことから不況になった際には需要が大きく減少し過剰生産になってしまいます。

企業の設備投資の借金

個人のローンや信用取引

これらの借金で破産が起こると銀行が損をします。

 

この時代の銀行では預金の保護が甘く銀行破産時に預金が全損してしまいます。

この為、銀行破産の噂がでると皆が預金を引き出そうとします。

 

この引き出しにより本来問題ない銀行が資金繰りに困り

融資の必要な企業に貸出ができなくなりました。

銀行融資が滞り企業破綻が起き労働者が解雇されると消費が更に減り

企業利益が減る。

更に破綻や借金返済が滞るといった負のループが起こります。

金本位制時の金融政策の限界

本来であれば不況になると

利下げを行いお金を借りやすくし

通貨供給量を増やしたり

財政政策で景気刺激策をしたりします。

 

しかし、金本位制では

金の量が通貨の量なので自由に通貨量を増やすことはできません。

また、利下げをすると

金利の高い国へ金が流出する為、通貨量が減ってしまいます。

 

この為、満足な金融政策が行われませんでした。

また、不況が始まった当初は

財政政策に関しても古典派経済学の経済的自由主義に囚われており

需要と供給で経済は自然といい形に収まるので政府は手を出すべきではないという考えのもと政府支出には消極的で満足な支援はされませんでした。

不況が世界へ

アメリカは第一次世界大戦の戦後復興で貸付や投資を主要国に行っていました。

しかし、アメリカが不況になるとそれらの貸付や投資を引き上げることになります。

コレによりアメリカの資金を当てにしていた国は資金繰りに困りました。

また、アメリカは輸入品に関税かけて自国企業の保護をしようとします。

コレに対する報復関税が始まり世界の貿易量が減少することになります。

するとアメリカとの貿易に頼っていた国も苦しくなりました。

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