ユキドケです。
今回は出来高について解説したいと思います。
出来高とは?
その銘柄の取引量になります。
ローソク足チャートの下に表示されている棒グラフがその期間の出来高を表しています。
取引が多い時は現在の価値が本来の価値と大きく離れている場合が多いです。
先程の画像で言うと赤で囲った部分の出来高が大きくなっている事が分かると思います。
この期間は、コロナの影響で株式相場が一気に下がった時期です。
コロナにより実体経済がダメージを受ける事が予測されて株式の価値も実体経済に合わせて下方修正されました。
この様に価値が大きく修正される時に出来高も合わせて大きくなる傾向があります。
相場は将来の情報を織り込む
先程は、価値が大きく修正される時に大きくなると言いましたがニュースなどで新しい情報が出たのに出来高が大きくならない事も多くあります。
これは、相場が予測で動いているからです。
ニュースで実際の情報が出る前に予測して取引を行っているので市場としては織り込み済みなのです。
逆に織り込んでいた以上の情報や予想外の情報がサプライズで来た時は、その情報を元に大きく相場が動く事もあります。
ニュースで悪い情報が出た場合でも市場の予測よりも良ければ上がりますし、良い情報でも市場の予測よりも悪ければ下がります。
つまり、情報の良し悪しと相場の上下は必ずしも一致しないのです。
出来高も相場の値動きに影響を受けるので大きな情報が出て来ても全然動かない時もあれば予想外な情報で大きく動く時もあります。
相場の難しい所ですね。
出来高の高い時は相場に大きなインパクトがあった時
先程も少し話しましたが、相場は予測していないサプライズな情報が出た時に大きく動きやすいです。
そして、相場が大きく動く時は出来高も大きくなります。
逆に言えば出来高が大きい時は予想されていなかった何か重要な情報が出てきたタイミングである可能性が高いです。
そういった情報を見つける事で投資を継続すべきか撤退するか決める判断材料を増やすことが出来ます。
最後に
今回は、出来高について書きました。
出来高だけでは、中々判断が難しいですが知っておくと他の情報と組み合わせたりも出来るので便利ですよ。
他の分析方法はこちら
おわり