米国債投資における為替ヘッジ問題[画像で簡単に分かりやすく解説]

こんにちはユキドケです。

今回は、債券投資における為替ヘッジの話をします。

 

事前に金利について知っておくとより理解出来ると思います。

 

 

債券投資とは

債券というのは

①お金を貸す

②貸している間、利子を得る

③期限が来たら貸したお金が返還される

 

という投資のことです。

借り手は国だったり会社だったり個人が住宅ローンで借りる事もあります。

リスクはお金の返済が出来なくなった場合に損をしてしまう事です。

 

なので信用の大きい国の借金は低金利で会社は信用が少なくなる分大きな金利でリターンも大きくなります。
債券投資

また、債券は期限が来る前に市場で売ることも出来ます。

市場の売買で

価格が上がると金利が下がり

価格が下がると金利が上がります。

 

これを利用して売買で儲ける投資家もいます。

国債券の為替ヘッジありとなし

外国の債券には「為替ヘッジあり」とついた商品があります。

 

外国に投資する場合、円をその国の通貨に変えて債券を買い

売った後に海外通貨を円に戻す

という事をするので

 

円安になると海外通貨から円に戻す時により多くの円を受け取れて

円高になると海外通貨から円に戻す時に少ない円しか受け取れなくなってしまいます。

 

「為替ヘッジあり」の商品はこういった為替リスクを減らしてくれます。

※完全に無くすことはできません。
外国債券の為替ヘッジありとなし

ヘッジコス

ここまでの話を聞くと

「為替ヘッジありの商品であれば為替リスクをほぼ無視して海外の高金利債券に投資できてお得!!」

となってしまう人も少なくないと思います。

 

しかし、「為替ヘッジあり」商品にはヘッジをする為のコスト「ヘッジコスト」が必要になります。

「ヘッジコスト」は、自国と投資対象国の短期金利(2年国債)の差額を必要とします。

 

日本はマイナス金利

米国などは、2024年現3月現在4%を超える高金利

です。

 

この差分が「ヘッジコスト」として要求されます。
ヘッジコスト

また、米国では現在「逆イールド」が発生していて長期債よりも短期債の金利の方が高い状態になっています。

 

この状態で「ヘッジコスト」を支払った上で高金利を取るのは現実的ではありません。
逆イールド

金利が欲しいのであれば「為替ヘッジ」をやめて「為替リスク」を受け入れる事になります。

利下げ時の価格変動

では「為替ヘッジあり」商品はどの様に使えば良いのでしょうか。

ポイントは「債券の値動き」にあります。

 

中央銀行が短期国債金利を下げる場合

他の国債社債モーゲージ債(住宅ローン)などの金利も一緒に下がり債券価格が上がります。

同時に金利が下がる事でその国の通貨価値が下がりやすくなります。

※日本はマイナス金利なので同時に利下げが起こる事は無いと想定しています。

 

つまり、債券価格上昇時は同時に通貨価値の下落が発生しやすいので

「為替ヘッジなし」だと債券価格の上昇による利益を十分に得ることが出来ないのです。

 

こういった利下げ時の値幅を取るような投資は「為替ヘッジあり」に利点があるように思えます。

利下げ時の価格変動