資産取崩し時の出口戦略!!バケツ戦略について[画像で簡単に分かりやすく解説]

こんにちはユキドケです。

今回は、資産の取崩し戦略の話をします。

 

資産形成に関してはiDeCoやNISAがオススメです。

資産の取崩しについてはこちらもオススメです。

 

 

資産形成期と取崩し期の下落リスク

収入を投資する資産形成期であれば相場が大きく下落しても収入で生活できます。

また、長期に右肩上がりの相場であれば良い買い場になってくれるので問題はあまりありません。

 

しかし、資産から生活資金を用意する資産の取崩し期の下落は本来よりも安い価格で資産を売却しなくてはいけなくなりリスクが高いです。

本来であれば、30年持つはずの資産がもっと早く枯渇してしまう事になりかねず予定が大きく狂ってしまいます。
資産形成期と取崩し期の下落リスク

バケツ戦略

先程のリスクに対して投資の世界では取崩し戦略がいくつか考案されています。

その一つがバケツ戦略です。バケツ戦略

バケツ戦略では、資金を3つに分けます。

 

①短期バケツ(2年分程度の生活資金)

生活資金を取り出して使うバケツです。

現金や短期債など価値の変動が低くすぐに消費に回しやすい低リスク低リターン商品を持ちます。

 

②中期バケツ(7年分の生活資金)

短期バケツが減った時に補充する役割として使うバケツです。

長期国債REIT、ディフェンシブ系の株などインフレ負けしないような中リスク中リターン商品を持ちます。

 

③長期バケツ(残りの資金)

相場が好調で中期バケツが枯渇している時に補充する役割として使うバケツです。

株など資産を増やしていけるような高リスク高リターン商品を持ちます。

 

相場の下落時は短期バケツと中期バケツで生活して下落の激しい長期バケツの損切りを防ぎます。

バケツ戦略メリット、デメリット

バケツ戦略のメリットは

暴落時を想定して下落の少ない短期バケツを用意しているので生活資金への影響が軽微です。

また、資産に債券や現金が入っていることで資産全体の上下が少なくなり安定します。

 

反対にデメリットは

10年以上の生活資金を確保しておかなくてはならない為ハードルが高いです。

また、資産に債券や現金を入れることにより長期の投資パフォーマンスが低下します。
バケツ戦略メリット、デメリット