こんにちはユキドケです。
今回は、グッドニュースイズバッドニュースについて話をします。
グッドニュースイズバッドニュース
景気の良いニュースが出たにも関わらず利上げ懸念などから相場が下がってしまう現象です。
景気が良すぎてインフレが高くなりすぎると中央銀行は利上げをして景気を冷やそうとします。
その際に、債券価格や資産価値などが同時に下がりやすくなります。
反対に為替は上がりやすくなります。
ですので、景気が良すぎるニュースが出ると利上げを先読みして相場が下がってしまうのです。
景気と相場の関係はこちらで解説しています。
債券と金利についてはこちら
バッドニュースイズグッドニュース
反対に悪いニュースが出たにも関わらず利下げが意識されて相場が上がるという事もあります。
利下げの際は、債券価格や資産価値などが同時に上がりやすくなります。
反対に為替は下がりやすくなります。
こういった理由で動く訳です。
織り込み済み
相場には「織り込み済み」という概念もあります。
株式は基本的に半年から1年程先行して動くといわれています。
つまり、ニュースが出る前にあらかじめ予測で相場が動いている部分がある訳です。
しかし、先行して動く株ですが先読みしているが故に「間違いが起こりやすい」という側面もあります。
「すごく良いニュース」を予想していた場合「良いニュース」が出てきたとしても期待外れで下がってしまうことや
予想通り「すごく良いニュース」が出たとしても良いニュースが出尽くしてしまって「これ以上は上らないだろう」となり投資家が離れてしまうといったことが起こります。
反対に悪いニュースでも上がっていく事もあります。
ニュースは都合のいい方に捉えられがち
先程説明した「グッドニュースイズバッドニュース」ですが
グッドニュースをそのままグッドニュースとして捉えて上がる事もあります。
つまり、相場が情報をどの様に捉えているかで上がるか下がるかが変わる訳です。
強い上昇相場でグッドニュースが出ると
「やっぱり相場は上だな」
となりがちですし
強い下落相場でグッドニュースが出ると
「利上げで相場は下だ」
となりがちです。
もちろん、そうで無い場合もありますが。
こういったニュースは短期投資であるほどリスクが高くなります。
重要情報前には、ポジションを減らしたり、無くしたりする事も考えましょう。
逆に長期投資では、短期的な上げ下げは無視して何年も持ち続けるので長期的に問題がない場合は何もしないという選択も出来ます。
もちろん下がると分かっていれば売って下がったところで買いなおす事も出来ますが手間がかかります。
かけた時間に対する効果が大きければいいですが
そうで無い場合はタイパが悪いですね。
ここら辺は自分なりの投資ルールを作ってそれに従うのが良いと思います。