機関投資家はどのタイミングで購入する?マーケットサイクルとサイコロジーマーケットサイクルについて[画像で簡単に分かりやすく解説]

こんにちはユキドケです。

今回は、マーケットサイクルについて話をします。

 

 

マーケットサイクルとは

19世紀末から20世紀初めにアメリカで活躍した株式トレーダーのリチャード・D・ワイコフさんによって提唱された考え方です。

市場をAccumulation(アキュムレーション)、Mark Up(マークアップ)、Distribution(ディストリビューション)、Mark Down(マークダウン)の4つに分けてどのタイミングでどの様な値動き、心理になるのかを解説されています。
マーケットサイクル(アキュムレーション、マークアップ、ディストリビューション、マークダウン)

Accumulation(アキュムレーション)

投資信託、年金基金、大手銀行などが特定の投資商品を大量に買い始めた時に始まります。

メディアの記事は批判的だといわれています。

カップウィズハンドルや三角持ち合いの上振れが現れると次のDistribution(ディストリビューション)へ移行する可能性があります。

 

• ダウントレンド後に起こるレンジ相場

• 売りと買いのバランスが取れている状態

• プロが徐々に買い始める

Mark Up(マークアップ

価格がレンジを抜けだして上昇を始めます。

メディアは、最悪の事態が終わった可能性について議論し始めます。

 

• 価格が上昇し始める

• 買いが売りをはるかに上回り、上昇トレンドを形成する

Distribution(ディストリビューション

買いが落ち着いてきて天井付近のレンジが始まります

ダブルトップやトリプルトップなどのパターンの出現。

もしくはヘッドアンドショルダーのパターンは、天井圏で発生するポピュラーな形です。

 

• 上昇トレンドの天井で起こるレンジ相場

• 売りと買いのバランスが取れている状態

• 買いのポジションを止めて、徐々に売り始める

Mark Down(マークダウン)

価格が高値を更新せずにドンドン下がっていきます。

 

• 価格が下落し始める

•売りが買いをはるかに上回る

• 下降トレンドを形成する

強いマーケットサイクル

強いマーケットでは先程の4つの状態に加えて更に2つの状態が発生するといわれています。
強いマーケットサイクル(アキュムレーションリ、リディストリビューション)

強い上昇相場の時に現れる

Re-Accumulation(リアキュムレーション)

 

強い下落相場の時に現れる

Re-Distribution(リディストリビューション

 

です。

Re-Accumulation(リアキュムレーション)はMark Up(マークアップ)段階で上昇中に一時的に発生する横ばい期間に期間になります。

 

Re-Distribution(リディストリビューション)はMark Down(マークダウン)段階で下落中に一時的に発生する横ばい期間に期間になります。

サイコロジーマーケットサイクル

こちらは、リチャード・D・ワイコフさんによる先ほどまでのサイクルとは別で相場を動かしている人々の精神(サイコ)のマーケットサイクルになります。
サイコロジーマーケットサイクル

相場トップが

幸福Euphoria

 

そこから

 

自己満足Conplacency

不安Anxity

否定Denial

パニックPanic

完敗Canpitulation

怒りAnger

 

と下がっていき

諦めDespondency

で底打ちします。

 

ここから

懐疑Despondency

希望Hope

安心Relief

楽観Optimism

強信Belief

興奮Excitement

スリルThrill

とまた上がっていきます。