悪貨が良貨を駆逐する?ディベースメント取引について[画像で簡単に分かりやすく解説]

こんにちはユキドケです。

今回は、ディベースメント取引について話をします。

 

 

ディベースメント取引とは

米国や日本などの主要国の間での財政問題やインフレによる通貨価値の下落を予測し金、銀、ビットコインなどの代替資産を買うという取引です。

 

こういった通貨価値切り下げトレードは元々

金貨や銀貨の時代に足りない通貨量を金や銀に混ぜ物をして増やしていた時に発生していました。

 

また、通貨の金や銀の含有量が減っていることに気づいた人が

価値の高い古い通貨を溜め込み

価値の低い新しい通貨から利用することがありました。

 

このことから

悪貨が流通すると良貨が出回らなくなるといわれることになります。

ディベースメント取引

インフレと金利

2025年現在では、高いインフレにより物価が上がり通貨価値の下落を感じるようになりました。

 

本来は

インフレによる通貨価値下落

に対して

金利による現金を貸すことで得られる利益

がそれなりに存在するのでそこまで問題になりません。

 

しかし、今の日本のインフレ率は3%を超えていて

対する金利は10年国債で1.6%にとどまっています。

 

10年金利は長期で貸すことによるリスク・プレミアムがつくので金利が高くなります。

それで1.6%なのであれば短期国債はより少なくなり

銀行金利になると更に少なくなります。

 

こうなると円を持っておくと物価ベースで資産価値が減ってしまいます。

こういった背景もディベースメント取引がおこる要因になっていると思われます。

インフレと金利

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