自分達の年金はどのように運用されてる?日本年金のポートフォリオ[画像で簡単に分かりやすく解説]

こんにちはユキドケです。

今回は、年金運用について話をします。

 

 

年金の仕組み

まずは年金がどのようになっているかみていきます。

現在の年金は賊課方式を基本にしています。

 

賊課方式は働いている現役世代が保険料を払い高齢者に年金として払うという方式です。

 

しかし、この方式は少子高齢化によって問題になりました。

年金の賊課方式

若い世代が多く老人が少ない時代は問題なく機能していた賊課方式ですが

この理論の外側には人口ピラミッドがあり

少子高齢化によりピラミッドが逆三角形になっていく時は少ない現役世代が多い老人を支えきれなくなってしまいます。

年金属課方式の理外の理

そこで、でてきたのが年金の積立方式です。

こちらは、現役世代の時にお金を積立して運用します。

老後は運用で増やした分も活用して年金を払うことになります。

年金の積立方式

こちらは、人口ピラミッドの影響はないものの市場に左右されるというリスクがあります。

 

現在の日本の年金は先程の

賊課方式を基本にして積立方式も取り入れるハイブリッド方式をとっています。

この記事ではその積立方式の運用がどのように行われているのかをみていきます。

 

年金についてはこちらでも詳しく話しています。

日本年金ポートフォリオ(2020以降)

現在の年金ポートフォリオ

日本債券25%

日本株式25%

国債券25%

外国株式25%

 

となっています。

日本年金ポートフォリオ(2020以降)

特徴としては、株式50%債券50と

伝統的ポートフォリオの株式60%債券40%

よりも更に債券を多くした安定重視のポートフォリオになっています。

 

国内50%外国50%にすることで為替に対するヘッジ効果も期待できます。

ということで守りを重視したポートフォリオになっているのが分かります。

 

また、株式や債券は市場で価格が上下するので大きく動いた場合はリバランスといってもう一度理想のポートフォリオに戻す為に大きくなった部分を売り小さい部分を買い増しします。

 

大きく動いていない場合ても定期的に見直しを行いバランスを保っています。

 

人によってはこのリバランスを予測して先回りする投資をしているという話もあったり無かったり…

ポートフォリオのリバランス

過去の日本年金ポートフォリオ

2006~2013年のポートフォリオ

日本債券67%

日本株式11%

国債券8%

外国株式9%

短期資産5%

 

国内債券が非常に多いのが特徴です。

ここから低金利時代になり債券価格が上昇していくので偏ってはいますが狙いは分かります。

日本年金ポートフォリオ(2006~2013)

2013~2014年のポートフォリオ

日本債券60%

日本株式12%

国債券11%

外国株式12%

短期資産5%

日本年金ポートフォリオ(2013~2014)

2014~2019年のポートフォリオ

日本債券35%

日本株式25%

国債券15%

外国株式25%

 

国内債券が大きく下がり他の資産割合が増えていくのがここからです。

日本年金ポートフォリオ(2014~2019)

他の投資戦略

伝統的な投資手法である株式60債券40ポートフォリオを知りたい方はこちら

投資を経験したことない方向けに無リスク資産を多めに組み込む戦略であればカウチポテトポートフォリオです。

暴落時に安心感があります。

債券が多めで安全性の高い投資であればオールシーズンズポートフォリオがあります。

攻めた投資をしたいのであればコアサテライト戦略です。

資産の多くの部分は分散の効いたインデックスで安定運用し少数の資産で個別株などの攻めの投資を行います。

ウォーレン・バフェットがオススメしていたポートフォリオはこちら

年齢に合わせてのリスクを調整するならライフサイクル別アセットミックスです。

株式などの資産は経済や金利の状況によって買われやすいモノ買われにくいモノが変わってきます。

そういった状況を考慮した投資をしたいのであればこちらの記事がオススメです。

資産が十分に増えたあとは、出口戦略を考えた投資を考えるのも良いかもしれません。

通貨ごとの金利差を利用した投資手法はこちら