こんにちはユキドケです。
今回は、競争社会とグローバル化について話をします。
競争社会について
競争社会は、競争を促進させることによりサービスの向上や値段の引き下げなどを狙っています。
競争に勝った者が良い会社への入社や出世がしやすくなります。
また、競争社会では時間やお金といったリソースを競争に費やすことで優位になります。
受験で勉強時間を増やしたりお金をかけていい塾に入ることで優位にたてると考えれば分かりやすいと思います。
社会に出ても労働時間外に資格の勉強やどうすれば効率化できるかなどを考えたりいい道具を買うことによる労働の質の向上で評価されやすくなります。
しかし、問題点として競争が激化するとより多くのリソースを捧げなくては勝てなくなるのでワークライフバランス(仕事と生活のバランス)がおかしくなることがあります。
リソースの奪い合い
人間は、仕事や受験での競争だけでなく家庭や地域関係、趣味や健康など様々なことにリソースを使います。
そして、リソースには限りがあることからどこにどれだけのリソースを使うのか考えなくてはなりません。
仕事ばかりにリソースを割かれて家庭を犠牲にしてしまうと子供に対してリソースを使えなくなってしまいます。
昔のように専業主婦に子育てや家事を任せられるなら時間のリソースに関しては問題ありませんが、今は夫婦共働きなのでお互いに気を使う必要があります。
また、健康も崩れると多くの時間やお金を必要としますので普段から少しでも気をつけたい部分です。
グローバル化
コンテナを使い多くの物を格安で海上輸送できるようになると労働力の安い途上国に工場を建てて商品を作るようになります。
こうしたことにより途上国の労働者でもできる仕事は国際競争が激しくなり値下げ競争が始まることになります。
ここで大変になるのが先進国の労働者でした。
経営者は、投資家から利益の最大化を求められます。
値下げ競争で勝つ為に給料の低い労働者が必要になるため
途上国の安い労働者を使うか
先進国の労働者を安く使うことになります。
労働者は競争社会なので時間やお金といったリソースを仕事に注ぎ込むことで優位に競争しようとします。
しかし、同時にグローバル化により苦労しても高い賃金が得られない状態でもある訳です。
この状態で利益を得るのは経営陣や投資家です。
日本の場合は、内部留保として蓄えられることもあります。
R>Gの法則といった
データを用いて
資本収益率(投資家の収益)の方が経済成長率(労働収益)よりも大きくなる
ということを示した例があるように労働者に対する分配率はあまり多くありません。