こんにちはユキドケです。
今回は、ソフトランディング、ハードランディング、ノーランディング、ローリングリセッションについて話をします。
利上げと不況
基本的にはインフレ率が高く景気が良すぎる場合、利上げを行いインフレ率を下げる方向に圧力をかけます。
しかし、この利上げによる景気コントロールは難易度が高く景気後退になる事が非常に多いです。
金利と景気の関係についてはこちら
また、こういった金利上昇と景気後退が重なった時期はセクターローテーション的に逆金融相場になります。
ハードランディング
高いインフレに対して利上げを行う事で急激な景気悪化が起こってしまう現象です。
インフレ退治の方法としては最も経済に負担を与えるタイプの利上げ方法になります。
ソフトランディング
「ハードランディング」に対して緩やかな景気後退を指したモノになります。
少しずつ徐々にインフレを抑制していくので経済への負担は軽微です。
ノーランディング
利上げにより高いインフレを抑制しますが景気が大きく悪化することはなく途中で正常なインフレへ戻ります。
経済への負担はほとんどなく理想的なインフレ退治になります。
しかし、利下げを早期に行ってしまうとその後高インフレが再来してしまう事から非常に難しいモノになっています。
ローリングリセッション
最近(2023年8月)いわれ始めたのが「ローリングリセッション」です。
これは、セクター毎に時間差で下落が起きる状態です。
特定のセクターが下がっている時に別セクターが上がるので全体的な経済の縮小はないとされています。