インターネットにおけるコミュニケーションの変化とその周辺

こんにちはユキドケです。

今回は、インターネットにおけるコミュニケーションの変化とその周辺について話をします。

 

インターネット黎明期(1985~1994年)

パソコン通信(1985年)

インターネット普及前の時代に電話回線などを用いて行われていた方法です。

通信業者のコンピューター(ホストコンピューター)に接続してやり取りする方式で同じコンピューターに接続している人とコミュニケーションをとることができました。

 

別の通信業者のコンピューターを使っている人とのコミュニケーションはとれませんでした。

BBS(1985年)

パソコン通信を利用した掲示板です。

意見や情報の交換で活用されました。

インターネット商用化(1993年)

1980年代中盤からそれぞれ進化してきたパソコン通信とインターネットがそれぞれ相互接続され一体化していくことになります。

Yahoo誕生(1994年)

米国でYahooが誕生し様々な情報をまとめたポータルサイトがでてくることになります。

GeoCitiesなどの無料ウェブサイト(1994年)

ジオシティーズ(GeoCities)によりウェブサイトを無料で作れる機能が提供されました。

この機能の人気に目をつけたYahooに後に買収されることになります。

インターネット普及(1995~2000年)

インターネットの一般普及(1995年)

1995年に発売されたWindows95にはインターネットを使用できるシステムやブラウザが標準搭載されていました。

 

これによりインターネット普及が大きく進んだといわれています。

テレホーダイ(1995年)

深夜の時間帯(23時から8時まで)において指定された電話番号による接続を定額にするサービスがでてきます。

 

これにより料金を気にせず利用できるようになりアクセスが集中しインターネットに繋がりにくくなっていました。

ぐるなび(1996年)

飲食店の情報共有を目的にしたサイトが誕生しました。

商用MMORPG(1997年)

ウルティマオンラインMMORPGの最初のヒット作としてでてきます。

グーグルの検索エンジン(1997年)

後の検索エンジングーグルになる「Backrub」が誕生します。

検索結果のランク付けによって新しい形の検索エンジンを作りました。

あめぞうリンク(1997年)

初期の頃はリンク集として開設され後に掲示板機能がつきます。

価格.com(1997年)

商品価格を比較できるサイトとして発展していきます。

クックパッド(1998年)

料理レシピの投稿サービスが開始されます。

後に検索機能が充実していきます。

2ちゃんねる(1999年)

あめぞうリンクの利用者であった「ひろゆき」があめぞうリンクの副次的存在(避難所)として作った掲示板です。

Yahooメール(1999年)

日本では1999年に開始され多くの個人がメールアドレスを持つようになります。

iモード(1999年)

日本においてモバイル端末でのインターネット利用が進むようになりました。

Arcadiaなどの小説投稿サイト(2000年)

小説の投稿サイトもこの頃にでてきます。

二次創作作品が当時は多く後に「なろう系」に繋がります。

ふりーむ!などのフリーゲーム投稿サイト(2000年)

フリーゲームを集めた投稿サイトもでてきます。

WEB2.0(2001~2010年)

YahooBB(2001年)

インターネットの利用料金は様々な事業者の競争により低価格化していきました。

また、光通信の普及により高速化もされていきます。

Winny(2002年)

暗号化通信を用いた個人間での通信でファイル共有などを行いヒットしました。

ファイナルファンタジーXI(2002年)

国内での大作MMORPGとしてヒットしました。

はてなブログココログなどブログサービス(2003年)

ブログサービスが普及して無料のものもでてきました。

これにより個人の意見やアイデアが増えるようになります。

Steam(2003年)

PCゲームの販売、ダウンロード、アップデートを行うプラットフォームがでてきました。

mixiGREEなどSNS(2004年)

SNSによりネット上で個人が繋がり情報共有や意見交換するようになります。

Skype(2004年)

個人間での通話ができるようになりました。

gmail(2005年)

Yahooに続きグーグルでもフリーのメールアドレスが作れるようになります。

YouTube(2005年)

大容量の通信が可能になり動画投稿サイトがでてきます。

Twitterフェイスブック(2006年)

米国でTwitterフェイスブックといったSNSが誕生しました。

ニコニコ動画(2006年)

YouTubeの動画に個人がコメントをつけて画面上を流れるという方式で始まりました。

後に独自の動画を投稿しコメントが流れるという風に変わりました。

モバゲー(2006年)

DeNAガラケーにおけるゲームのプラットフォームを作りました。

後にGREEも続きます。

iPhoneによりスマートフォンの普及(2007年)

iPhoneのヒットによりアンドロイド型のスマートフォンなども誕生大きく普及しました。

ニコ生、Ustreamなど生放送(2007年)

生放送による生配信が行われるようになりました。

これによりリアルタイムで配信者と視聴者が交流することも増えます。

pixivによる画像投稿SNS(2007年)

イラストやマンガなどを投稿するタイプのSNSも登場しヒットしました。

ビットコインなどの仮想通貨(2008年)

サトシナカモトが中央銀行や管理者を持たない分散型のデジタル通貨を作ります。

後に様々な仮想通貨もでてきます。

スマホによるモバイル端末でのネット利用増加(2010年)

2007年のiPhone登場からモバイル端末によるインターネットの利用が爆発的に増加しました。

インスタグラム(2010年)

動画や写真を共有するタイプのSNSも登場しました。

スマートフォン誕生以降(2011~2021)

LINEなどのメッセージアプリ(2011年)

LINEによって多くの人がチャット形式でのコミュニケーションをとるようになります。

READYFORなどのクラウドファンディング(2011年)

ビジネスや活動に資金を必要としている人がネットを通じて融資を募るクラウドファンディングが行われるようになります。

パズドラによるアプリゲームブーム(2012年)

パズドラによりスマホで遊べるゲームが流行ります。

それ以前のモバゲーやGREEの時代よりもパズルというプレイヤーの腕も重要視されるようになりゲーム性も問われる時代になります。

Synapse(シナプス)によるオンラインサロン(2012年)

Synapse(シナプス)をはじめとしたオンラインサロンを作るプラットフォームが現れます。

note(2014年)

様々なクリエイターがコンテンツを投稿しユーザーが支援できるツールとして誕生しました。

VRChatなどのメタバースSNS(2014年)

VR機器を使ったメタバース用の空間で交流できるプラットフォームです。

イーサリアム(2015年)

ブロックチェーンを用いた分散型ネットワークが誕生します。

これにより仮想通貨を使った決済も増えていきます。

VTuber(バーチャルユーチューバー)(2016年)

キャラクターを作りそのキャラを演じつつコンテンツを作るVTuberがでてきました。

また、生放送を通して視聴者とコミュニケーションをとったりもします。

TikTok(2016年)

短い時間で視聴できるショート動画が流行りだします。

また、動画に特殊効果をつける加工しながらとることができます。

AI誕生以降(2022~)

ChatGPT(2022年)

AIが登場し手軽なチャット形式でのやり取りを行うようになりました。

このヒットにより様々なAIが生み出されます。