こんにちはユキドケです。
今回は、チューリップバブルについて話をします。
時代背景
チューリップバブルは17世紀前半のオランダで発生しました。
当時のオランダは黄金時代で海上貿易により栄えていました。
その過程で様々なものが輸入されることになります。
その中でも特に人気になったのがチューリップでした。
レアなチューリップ
人気になったチューリップの中でも色が複数ついたモノはレア物とされ特に高い値段がつきました。
このレア物のチューリップは後に病原菌に感染することで発生するものだと分かりますが当時はまだ発生する原因が分からず量産は困難でした。
そんな中で複数の色が絶妙に混じり合い美しい模様を描くチューリップの価値はドンドン上昇することになります。
この流れはやがてチューリップ全体に及び通常のチューリップも高騰していきます。
先物取引や国内生産
チューリップが人気になるとチューリップが旬でない時期でも取引しようとする者たちがでてきます。
本来取引できない時期にお金を払い次の時期のチューリップを予約する先物取引です。
また、異常な価格高騰から自らチューリップを育てる者もでてきます。
チューリップバブルの崩壊
チューリップバブルの崩壊は幾つかの要因によってもたらされたといわれています。
①先物取引の不成立
先物取引など契約をしてチューリップを買うことが行われていましたが
この契約が守られないことも多くありました。
②価格の異常な高騰
チューリップに対して投機目的の者たちが群がった結果、異常な価格になっていました。
このあまりに非現実的な価格についていけない者たちも出てきます。
③新聞等による情報拡散
新聞やビラなどによりチューリップが売れていないという情報が広く拡散されると買い手は一層減ることになります。
他のバブル
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