こんにちはユキドケです。
今回は、CAN-SLIM法について話をします。
オニールの投資法について
オニールの投資法は成長株を買う手法です。
なのでウォーレンバフェットのような安く買って高く売る投資家とは違い
成長性のある株が上がった際に買い更に上がった所で売るという投資法をとっています。
また、PERのような割安感を測る指標はオニールの手法では役に立たないとされています。
CAN-SLIM法について
CAN-SLIM法は7つの方法の頭文字をとって並べた名前になります。
CはCurrent Quarterly Earningsです。
四半期のEPS(1株当たり利益)と売り上げが20〜25%程度伸びていることが条件になります。
EPSは1株当たり利益で
利益100万÷全株式1万=1株当たり利益100
といった感じで求められます。
伸ばすためには利益を増やすか株式数を減らす必要があるのが分かります。
その内の利益の上昇が特に重要になります。
ちなみに四半期EPSの比較は前年同月比で比べます。
季節により利益の偏りがあるので同じ時期のモノを比べてください。
AはAnnual Earnings Increasesです。
年間のEPSが25〜50%程度伸びていてROE(自己資本利益率)が最低17%以上になっていることが条件になります。
ROEは企業がどれくらい効率良く稼いでいるかを示します。
NはNewer Companies, New Products, New Management, New Highs Off Properly Formed Basesです。
何か新しい部分が成長株にはあるとしています。
新興企業、新製品、新サービス、新経営人、業界の需要拡大、価格の上昇、技術革新などが代表的です。
SはSupply and Demandです。
株式にも需要と供給があります。
業績など様々な要素が同じであれば発行している株数が少ない方が株価が上がりやすいとされています。
業績が同じで株数が少ない場合、1株当たりの利益が高くなるので価値が大きいとみられます。
その為、自社株買いで流通量を減らす場合も株価は上がりやすいです。
LはLeader or Laggardです。
業界において成長性の高さが1〜3位の銘柄であることが条件になります。
現在の規模や知名度では無く
EPSや売上の上昇やROEの高さで成長性を比べます。
IはInstitutional Sponsorshipです。
機関投資家は資金力があるので相場の上昇に強い影響を与えます。
MはMarket Directionです。
相場が下落トレンドか上昇トレンドかを見て上昇トレンドの時に投資を行います。
S&P500や日経平均など相場全体が上昇相場であることも重要です。
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