ホラーの金字塔「屍鬼」を読んだ感想

少し前に好きだった 漫画を紹介しますパート5。

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目次

 

内容紹介

199X年猛暑の夏、山に囲まれた人口わずか1300人の外場村で、原因不明の3名の死体が発見された。同時期、古い洋館に越して来た桐敷一家と接触した女子高生・清水恵が行方不明に。相次ぐ怪事件…凄烈なる夏が始まる!

 

感想

閉ざされた村で起こる謎の連続死亡事件の恐怖と人間が持つ狂気をこれでもかと詰め込んだ猟奇ホラー。

 

うーん、一言でまとめようと思ったけどこの作品は結構踏み込んだ書き方をしないと面白さが伝わらないね?

 

ストーリーの流れ

まず、この作品の流れをざっくり説明すると。

 

まず冒頭で、不謹死した死体が見つかるところから始まります。

 

物語が進むと共に一人また一人と村人の死体が見つかっていき、夜になると死んだはずの人々が起き上がり血を求めて徘徊します。

 

で、人類サイドは患者の死因などを調べていくことで少しずつ屍鬼の存在に迫っていきます。

 

そして、物語の真相を知った人類は元凶の屍鬼を殺すことを決心します。

 

はい。ここまで

 

おすすめポイント1:序盤の恐怖がすごい

まずね、言いたい。

この作品絵柄も合間って死体が凄く怖い。

 

もうね。

一ページ目の生気の無い目をしたおばさんの死体ね。

あの時点でもう雰囲気出てる。

しかも、目にハエが止まってるから見てる側の視線が誘導されて死体と目が合っちゃう(*_*)

 

この後の雰囲気の作り方も上手くて人類サイドには、屍鬼が居るってことは終盤まで分からないんです。

 

なので基本的に、何も知らない人類に屍鬼はやりたい放題。

村人もドンドン殺られていって残った人達もおかしいとは思っているけど何もできない。

 

けど見てるユーザーには、結構序盤から明かされるんですよ。

 

なので、基本的に無力な人間側を見ていると怖いんです。

この村には危険が沢山潜んでいるのになにも用意しない抵抗できない。

そんな状態で夜はぐっすり寝てるんですからもうドッキドキですよ。

 

おすすめポイント2:終盤の人類の狂気に震える

終盤は、今まで無力だった人類が反撃を始めます。

こう書くと普通は今までの立場が逆転して一転攻勢の爽快シーンに感じるじゃないですか?

 

でも、相手が人間と同じように考えて生きてるとしたらどうです?

 

そうなんです。

屍鬼って基本的に、見た目も考え方も人間っぽいんです。

 

しかも、人間を殺す理由は食べないと生きていけないから。

 これを屍鬼が寝てる昼間に一方的に虐殺していくんですから。

 

見てると「あれ?人間側も何かヤバくね」みたいに思えてくるんですよね。

まぁ、ヤらないとヤられるのでしょうが無いんですが・・・

 

そういう人間の狂気みたいな物も描かれているんですよ。

いやー人間って怖い

 

最後に一言

ホラーに飢えているそこのあなた、是非本作を買おう。

 

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