イノベーションの種類(9種)と5つの原則[画像で簡単に分かりやすく解説]

こんにちはユキドケです。

今回は、イノベーションについて話をします。

 

 

イノベーションの三要素

イノベーションの分類は様々あります。

最初にイノベーションを定義した「ヨーゼフ・シュンペーター」の5分類の商品関係のイノベーション

 

「クレイトン・クリステンセン」の破壊的(持続的)イノベーション

 

「ヘンリー・チェスブロウ」のオープン(クローズ)イノベーション

 

まとめると

①商品関係

②市場破壊性

③開発協力者の有無

 

それぞれの要素でイノベーションの分類がされています。

イノベーションの三要素

商品関係のイノベーション

大きく分けて2つに分類できます。

①プロダクト・イノベーション

いままでに無い品質や機能の製品を開発するイノベーションです。

例:スマートフォンなど

②ビジネス・プロセス・イノベーション

製品の生産方法や新規顧客、流通、組織体質などに対するイノベーションです。

「ビジネス・プロセス・イノベーション」は更に4つに分類されます。

1.プロセス・イノベーション

生産、流通方法のイノベーションです。

例:製造ロボット導入

2.マーケット・イノベーション

新規顧客の獲得や新規マーケット参入のイノベーションです。

3.サプライチェーンイノベーション

資源や仕入れ、またその流通に対するイノベーションです。

例:ネットショップなど

4.オーガニゼーション・イノベーション

組織やビジネスモデルなどに対するイノベーションです。

例:フランチャイズ方式など
プロダクト・イノベーション,ビジネス・プロセス・イノベーション

破壊的(持続的)イノベーション

①破壊的イノベーション

1.新市場型

新機能や新概念により既存の製品のシェアを奪うイノベーションです。

例:スマートフォン

2.ローエンド型

既存商品の製造流通等を改善して格安で販売しシェアを奪うイノベーションです。

例:ディスカウントストア等

②持続的イノベーション

市場でシェアを持っている企業が製品の改良を行い競争力を向上させるイノベーションです。破壊的(持続的)イノベーション

破壊的イノベーションはこちらでも解説しています。

クローズド(オープン)イノベーション

①クローズド・イノベーション

研究、開発、生産全てを自社完結するイノベーションです。

技術の秘匿が出来ます。

②オープン・イノベーション

大学や研究機関、企業と連携、共同開発するイノベーションです。

自社の知見がない領域の技術を得意な機関と協力する事で補うことが出来ます。

開発スピードの高速化も期待できます。
クローズド(オープン)イノベーション

価値提案(NABC)

イノベーションの価値提案は下記の4つの要素を簡単な言葉で説明できる必要があるといわれています。

①市場のニーズ

②ニーズへのアプローチ

③アプローチの費用対効果

④競合比較価値提案(NABC)

イノベーション5つの原則

良いイノベーションを生み出す為には5つの要素が大事だといわれています。

①真の顧客ニーズ

自身の面白さよりも顧客、市場のニーズを考える。

②価値創出

価値提案(NABC)を元に良い価値を用意する。

③チャンピオン化

イノベーションを誰よりも早く行う最先端なチャンピオンになる。

④チーム構築

様々な分野の専門家を集めた集合知を作る。

⑤組織の方針

チーム全員へ組織の方針を共有し能力を束ねる。
イノベーション5つの原則