ユキドケです。
今回は、ローソク足チャートについてです。
あれ?
ローソク足は前にやってなかった?
と思ったあなた!!
安心して下さい。
今回は、前回のローソク足の基礎からもう一歩踏み込んだ話をしたいと思います。
前回のローソク足の基礎が分かっている事が前提になってきますので見てない方はこちらをどうぞ
複数足分析とは?
文字通り複数のローソク足を組み合わせて分析する手法です。
一本のローソクでは分からない様な相場のパターンを見つける事が出来るので是非勉強しましょう。
被せ線
一本目のローソクで上がって二本目で更に上がりますが、途中で反転して下がっていく形になっています。
一本目のローソクで下がって二本目で更に下がりますが、途中で反転して上がっていく形になっています。
出会い線
二本目のローソクの初動は1本目のローソクと同じ方向に動きますが、途中で反転して前のローソクまで値を戻した形です。
切り込み線
二本目のローソクの初動は1本目のローソクと同じ方向に動きますが、途中で反転して前のローソクの中央以上に値を戻した形です。
反転の勢いが非常に強いので今後も継続して同じ方向に動きやすいです。
たすき線
二本目のローソクの初動で一本目のローソクと反対方向に動いてそのまま前回の始値を超えていく形です。
こちらも反転の勢いが非常に強いので今後も継続して同じ方向に動きやすいです。
窓
価格が大きく動いてローソク間に隙間が出た状態です。
取引が少なく板がスカスカな状態や相場が閉まってから開くまでの間に大きなニュースが出た時、海外市場が大きく動いた時などに起こり易いです。
板についてはこちら
窓を開ける状態は、買いか売りかのどちらかに値段が大きく動く要因がある訳なので基本的には空いた方向に対してそのまま進みやすいです。
星
小さなローソク(十字)の左右に別方向の窓が開いている状態です。
相場の転換点として意識される形になります。
①明けの明星
売りの流れから買いの流れへの転換点によく見られます。
一本目のローソクで売りが強く窓を開けて更に下がっていく流れ
↓
二本目のローソクで更に下がるも途中で反転して陽線をつける
↓
上に窓を開けて三本目のローソクでは、買いが強くなっていく
こんな感じですね。
②宵の明星
買いの流れから売りの流れへの転換点によく見られます。
一本目のローソクで買いが強く窓を開けて更に上がっていく流れ
↓
二本目のローソクで更に上がるも途中で反転して陰線をつける
↓
下に窓を開けて三本目のローソクでは、売りが強くなっていく
こんな感じですね。
はらみ線
こちらも相場の転換点の確認に使われます。
①陰のはらみ線
一本目のローソクで大きく下げて次のローソクで下がりすぎた分を戻した形です。
しかし、買いと売りが拮抗してきた事で前のローソク程大きく動いていません。
②陽のはらみ線
一本目のローソクで大きく上げて次のローソクで上がりすぎた分を戻した形です。
しかし、買いと売りが拮抗してきた事で前のローソク程大きく動いていません。
つつみ線
こちらも相場の転換点の確認に使われます。
①陽のつつみ線
一本目のローソクで下げて次のローソクでも継続して下げますが途中で反転して前回のローソクの下げ以上に大きく上げた状態です。
売りから一気に大きな買いになるので買いが強い状態を示しています。
②陰のつつみ線
一本目のローソクで上げて次のローソクでも継続して上げますが途中で反転して前回のローソクの上げ以上に大きく下げた状態です。
買いから一気に大きな売りになるので売りが強い状態を示しています。
更にチャートの動きを知りたい方はこちら
最後に
今回は、ローソク足チャートの解説をしました。
複数のローソク足を見るのでちょっとめんどくさそうですが、慣れると考えなくても絵で見て相場の状況が分かるようになるので面白いですよ。
おわり