転売ヤーと価格統制について[画像で簡単に分かりやすく解説]

こんにちはユキドケです。

今回は、転売ヤーと価格統制について話をします。

 

 

需要と供給

転売ヤーの話をする前に価格の決定プロセスについて見ていきます。

市場は需要と供給のバランスでできています。

 

供給サイドはモノの値段が上がると儲けがでやすいため供給量を増やします。

逆に値段が下がると儲からなくなるため供給量を減らします。

また、供給過剰の状態だと値段を下げて売ることで在庫を無くします。

 

反対に需要サイドはモノの値段が下がるとお得感がでて買う人が増えます。

値段が上がると買う人が減ります。

また、強い需要があるにも関わらず供給がない場合高い値段でも買う人が現れます。

 

この関係を示したのが下の需要曲線と供給曲線になります。

価格や個数はこの需要曲線と供給曲線がぶつかった均衡点に近づくといわれています。

 

需要と供給について詳しく知りたい方はこちら

転売ヤーの行動

生産者は、需要を予測し供給を行います。

消費者は、問題がなければ生産物を買うことができます。

 

しかし、転売ヤーが現れ市場の生産物を買い漁ると本来消費者に行き渡るはずのモノがなくなってしまいます。

 

ここで強い需要がある場合、消費者は高い値段を出してでも生産物を買いたくなります。

この状態で転売ヤーが買い漁った生産物を売ることで利益を得る訳です。

転売ヤーの行動

では次に転売ヤーの行動を見越して生産者が多めに作る場合を見ていきます。

生産者は多めに作った生産物を売ります。

 

本来であればここで転売ヤーが買いに来るはずですが、彼らもバカではないので需要に対して明らかに多い供給をしていると買い漁っても価格を上げられないことを理解します。

結果、買わないという選択をします。

 

すると多めに作っていた生産者は供給過剰になり在庫を安くすることで売ることになります。

場合によっては赤字になる可能性もあります。

転売ヤーの行動②

価格統制

需要と供給によって転売ヤーと戦うのはリスクがあります。

では次に政府が価格統制を行う場合を見ていきます。

 

この場合、転売ヤーが不当に価格をつり上げることができなくなります。

しかし、原料の高騰や農家の不作などによってどうしても値段を上げざるを得ない場合に問題が発生します。

価格統制

歴史を見ると不作でも値段が上げられなかった農家は転職を考えるようになってしまいます。